歯が溶けだす!!?
酸性食品に気を付けて下さい!!!

コーラのpHはなんと2.2です!!!!

ヒトの体の中で一番硬いといわれる歯。
生えてからずっと変化がないように見えますが、そうではありません!!! 実は、お口の中で歯のミネラル分(おもにカルシウムとリン酸)は溶け出したり、取り込まれたり、常に変化しています。 この溶けだしと取り込みのバランスを決定するのは、お口の中のpH(ペーハー)です。ご存知の通り、pHは7を中性として、小さいほど酸性、大きいほどアルカリ性を示します。歯が溶けだすのは酸性にあるときで、溶けだしが起こる「臨界pH」は約5.5といわれています。つまり、pH5.5より酸性度が強い環境にあると、歯のミネラル分はずっと溶けだし続けるというわけです。
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酸性食品って?
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上にも書きましたが、「う蝕(虫歯)」と呼ばれる歯の病気は、虫歯菌が作り出す酸で歯が溶けて崩れることです。 酸はミネラルの溶けだしバランスを大きくするので、長く続けば歯が柔らかくもろい状態になります。 さて、皆さんは「酸性食品」ということばをお聞きになったことがありますか? お口に入れる様々な食品や飲料は、それぞれが独自のpHを持っています。この酸性度が強いと、虫歯の出す酸と同じで、歯のミネラル溶けだしバランスが大きくなります。 つまり、虫歯の菌がいなくても、「酸性食品」がお口の中にずっと留まれば、歯は溶けて崩れていくのです! それでは、どんなものが「酸性食品」なのでしょう? カラダによいといわれているフルーツ、ワイン、酢。 運動などで汗をかいた後に飲む、スポーツ飲料。
これらはほとんどが歯を溶かすのに充分な強い酸性を示します。 食べ物のなかには、かなりの量の"酸"が含まれています。東京医科歯科大学の北迫勇一先生らの研究によると市販の飲料の73%が歯を溶かす臨界pH5.5以上の酸性を示したそうです。 柑橘類などのフルーツやワイン、果汁、炭酸飲料、スポーツドリンクなど飲料、ビタミンCなどの顆粒や液体のサプリメント、うがい薬など、酸性のものを常用して歯のミネラルが溶け出し、弱く柔らかくなった歯がかみ合わさり歯ブラシによってすり減った状態のことを「酸蝕歯」といいます。 逆流性食道炎のある方、しばしば嘔吐する方などは、胃酸によっても歯が溶かされる場合があります。 ごくごく身近に歯が溶けだす要因があるんですね。
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酸蝕歯の症状が進むと、次のようなことが現れます($・・)/~~~
●熱い飲み物や冷たい飲み物を飲んだときにしみる(知覚過敏の症状)
●歯の表面がなんとなく丸みをおびて見える
●歯が黄色っぽく見える(歯が薄くなって、すぐ下の象牙質が透けて見えるため)
●歯の先端が透けて見える
●歯の表面に小さいくぼみが現れ、歯の山がくぼんでくる
●昔の詰め物がいきなりとれてしまう
思い当たる症状がある方は、一度歯科医院を受診してご相談になってみてください
酸蝕歯を防ぐには?
酸蝕歯は、皆さんが日常生活で少し気をつけることで十分防げます。
そのポイントは次のとおりです。
1.酸性の食品や飲み物を減らす
水分補給で炭酸飲料やスポーツドリンクをだらだら飲まない。ミネラルウォーターや、
お茶などに切り替えてみましょう。
2.強い酸性の食べ物や、飲料を摂取した後は、すぐに歯を磨かない
酸性の食べ物や飲料を摂取すると、直後に歯の主成分であるカルシウムやリンが溶けだします。
摂取後すぐに歯ブラシで磨けば柔らかくなった歯はすり減ってしまいますので、歯みがきをあわてなくても大丈夫。通常は食品を摂取してから30分くらいかけて、ゆっくり唾液がお口の環境を中性に戻してくれるといわれています。
3.リカルデントガム、ポスカムガムなどのミネラル補給可能なガムを噛む
4.酸蝕歯に考慮した歯磨き剤を利用する
よく酸性食品を口にするかたは、酸蝕歯を考慮した
歯磨き剤が販売されていますのでぜひご利用くだい。
酸性食品で柔らかくなった歯にミネラルを供給し、歯の再石灰化を促進します。
ミネラルを歯に運ぶ働きのフッ素も配合されていれば、さらに安心です。
5.硬すぎる歯ブラシで磨かない 。
6.お酒を飲む時、するめやさきいかなどの硬いつまみはとらない
以上です!!みなさん酸には気を付けましょう!!!
出典: 第21回日本歯科医学総会 2008年11月14日 T003 pHでみるカリエスリスク
東京医科歯科大学大学院う蝕制御学分野 北迫勇一 志田嘉奈子 藤井美穂 田上順次
引用文献
http://www.h2.dion.ne.jp/~okamoto/sub104.htm